神戸新聞に掲載されました

2016,12,1日付神戸新聞神戸版朝刊に掲載されました。

神戸のバンド「JSP」　集大成のアルバム制作

神戸を拠点に活動するフュージョンバンド「ＪＳＰ（ジャム・セッション・プロジェクト）」が、来年の発足２０年を前に１０曲入りのアルバムを制作した。阪神・淡路大震災を原点に「神戸を元気づけたい」と活動を続け、集大成と位置付ける１枚が出来上がった。 　神戸市垂水区在住でドラム担当の向井秀典さん（５２）、妻でピアノ・キーボード担当の山口裕美子さん（５１）を中心とした５人組。震災で同市灘区の自宅が全壊した向井さんが９７年に結成し、多彩な演奏曲と心地よい音色でファンを増やした。 　今回の１０曲はすべて山口さんが作曲。神戸の海を思った「Ｂｌｕｅ　Ｈｏｒｉｚｏｎ（ブルー・ホライゾン）～遥（はる）かなる水平線」や、震災復興を願う「Ｍｏｏｎ　Ｓｈａｄｏｗ（ムーン・シャドウ）」などで構成する。楽器中心で、ギターやブルースハープの音色を重ねる。 　アルバム発表直後の今年９月、向井さんの食道と胃の接合部にがんが見つかった。摘出手術を受け、通院治療に励んでいる。「回復して、またライブのステージに立ちたい」と向井さん。寄り添う山口さんは「２０年の思いが詰まったアルバム。聞いてイメージを膨らませてほしい」と話す。 　２４８４円。題名は「ＭＯＯＮ　ＳＨＡＤＯＷ　ＢＬＵＥ　ＨＯＲＩＺＯＮ」。バンドのホームページ（ｈｔｔｐ：／／ｊｓｐｋｂｙｕｍｉ．ｗｉｘｓｉｔｅ．ｃｏｍ／ｍｙｓｉｔｅ）を通じて注文できる。（上田勇紀） http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201612/sp/0009712721.shtml